TR9530 キャノン

キャノン初のA3インクジェット複合機TR9530はおすすめか?

TR9530 評価

 

2018年はインクジェットプリンター業界関係者にとっては
忘れられない年になるかもしれません。

 

というのは、これまで頑なにA3インクジェットプリンターに関しては
シングル機(プリンターのみでスキャンやFAXはなし)のみを販売していたキャノンが
キャノン史上初めてA3の複合機を販売した年だからです。

 

では、キャノンのA3インクジェット複合機は
他の大手プリンターメーカーである
エプソンやブラザーの商品に比べて
何が異なるのか?

 

業界人「M」が徹底比較しながら、
TR9530の魅力に迫ります!

TR9530 A3インクジェット複合機スペック比較

キャノンのTR9530と、
すでに販売されている他メーカーの
A3インクジェット複合機のスペックを比較してみましょう。

 

主なA3インクジェット複合機 基本スペック比較

TR9530

EW-M970A3T

MFC-J6980CDW

ブランド

キャノン

エプソン

ブラザー

TR9530 評価

TR9530 評価

J6880CDW J6995CDW 違い

本体サイズ

468×366×高さ193mm

526×415×高さ168㎜

575×477×高さ375mm

質量

約9.7kg

約10.5㎏

約23.4kg

最高解像度

4800×1200dpi

5760×1440dpi

1200×4800dpi

インク色数

黒顔料+4色染料インク

黒顔料+4色染料インク

4色顔料インク

対応インク

BCI-380/BCI-381シリーズ

マラカス(ブラック)+ハーモニカ(カラー)

LC3117シリーズ

カラー液晶モニター

4.3インチ

2.7インチ

3.7インチ

タッチパネル

対応

―――

対応

インターフェイス

有線/無線LAN

有線/無線LAN

有線/無線LAN

給紙方法

後トレイ+カセット

前面2段カセット+背面トレイ

前面2段トレイ+多目的トレイ

給紙容量

普通紙200枚

普通紙110枚+はがき20枚

普通紙600枚

自動両面印刷

対応

対応

対応

CD/DVD印刷

対応

―――

―――

USBメモリー印刷

―――

対応

対応

スキャナー

1200×2400dpii

75~9600dpi

1200×4800dpii

ADF

対応

―――

対応

印刷コスト(A4カラー)

9.6円

1.3円

6.1円

印刷コスト(A4モノクロ)

3.0円

0.5円

1.4円

印刷スピード(A4カラー)

約6ipm

約10ipm

約20ipm

印刷スピード(A4モノクロ)

約14ipm

約13ipm

約22ipm

FAX機能

―――

―――

対応

 

上記のスペック比較表を基に、
キャノンのA3インクジェット複合機TR9530の
ポイントを解説していきます。

 

TR9530にはFAX機能がない

キャノンの初のA3インクジェット複合機TR9530は
ビジネスインクジェットという位置づけになります。

 

しかし、FAX機能がついていません。

 

え?ビジネスインクジェットの複合機なのに
FAX機能がついてないの?

 

とびっくりする方もいるかもしれませんが、
私もびっくりしました(笑)

 

ビジネスインクジェットプリンターの
複合機にはFAXがついていけなければいけないという
厳密な決まりはありませんが、
A4モデルのTRシリーズがすべてFAX機能がついているなかで
なんでA3だけつけないの?
と疑問に思うところです。

 

おそらく自社のレーザーのコピー機とのバッティングを
避けたかったのだと思いますが、
まあちょっとふざけた仕様設定になっていますね。

 

TR9530は画質がきれい

TR9530はFAX機能がない、ということで
なんだかA3インクジェット複合機としての魅力がなさそうな印象を
もってしまった方も多いかもしれません。

 

しかしTR9530が、
他のビジネス系のA3インクジェット複合機と
異なる大きなポイントは
画質が圧倒的員綺麗ということです。

 

TR9530が採用しているインクは
写真インクがきれいなキャノンのプリンターシリーズ
PIXUS(ピクサス)の上位モデルと
全く同じインクを採用しています。

 

実際に印刷した画質を比較してみればわかりますが、
上記で比較しているエプソンのEW-M970A3Tや
ブラザーのMFC-J6980CDWに比べ
キャノンのTR9530の画質は圧倒的に綺麗
です。

 

A3サイズで、店舗のチラシやポスターを
綺麗に印刷したいという方であれば
TR9530の一択となるでしょう。

 

TR9530はインクが高い

TR9530は印刷が他のA3ビジネスインクジェット複合機に比べ
写真印刷は圧倒的にきれいと言いましたが、
デメリットもあります。

 

TR9530は他の2機種に比べて
ランニングコストが高い、
つまりインク代が高いです。

 

とは言え、
TR9530に採用されている
BCI-380/381シリーズには
互換インクも登場していますので、
互換インクを活用することで
ランニングコストを抑えることは可能です。

 

TR9530は本体代金が安い

TR9530はインク代金が高いのですが、
プリンター本体の価格は安いです。

 

エプソンのエコタンク(大容量インク)搭載モデルEW-M970A3Tの
定価が84,980円、
ブラザーのMFC-J6980CDWが52,380円に対し、
キャノンのTR9530の定価は34,880円です。

 

印刷をA3で大量に刷らない人であれば
初期導入費が安いTR9530の価格は魅力的です。

 

TR9530のサイズはコンパクト

TR9530はA3印刷が対応であるのにも関わらず、
サイズが非常にコンパクトというのも魅力です。

 

TR9530 評価

 

A3のビジネスインクジェットというと
本体サイズが非常に大きくなってしまいがちですが、
後トレイからの印刷を利用することで
収納時は非常にコンパクトに抑えることができます。

 

たとえば受付の脇、
あるいは店舗のバックヤードなど
限られたスペースでの利用シーンが
広がります。

 

 

TR9530はCD/DVD印刷も可能

TR9530は、
ブルーレイディスク、CD、DVDに直接印刷ができる
レーベル印刷機能を搭載しています。

 

多くのプリンターメーカーが勘違いしているのは
CDやDVDの印刷機能は家庭向けのプリンターにのみに採用し
ビジネスインクジェットには不要、
と考えていることです。

 

ビジネスだからこそ
データ保存したCDやDVDは
ラベル管理をしたいものであって
ビジネスインクジェットには必須の機能だと思います。

 

キャノンのTR9530は
ビジネスインクジェット複合機ではありますが
採用しているインクをが
家庭用プリンターのPIXUS(ピクサス)シリーズと同じことからも
家庭用とビジネスのあいのこのような存在にあります

 

今回のレーベル印刷機能が残っていたのは
意図的なのかどうなのかわかりませんが、
ビジネス用途として使いたい方には
うれしい機能だと思います。

結論!TR9530はおすすめのA3インクジェット複合機か?

 

ここまで他のブランドのA3インクジェット複合機と
キャノンTR9530を比較してまいりましたが、
果たしてTR9530はおすすめのA3インクジェット複合機なのでしょうか?

 

業界人「M」の結論は、TR9530は
印刷枚数が少なくて、写真印刷をきれいに印刷したい方にはおすすめ
というものです。

 

印刷枚数の想定は
月間で200-300枚程度、
といったところでしょう。

 

ランニングコストが多少高いので
もっと多く印刷する方には
エプソンのEW-M970A3Tも
おすすめといえばおすすめですが、
写真印刷のクオリティは期待できません。

 

また仕事でFAXが必要という方には
TR9530は向いていませんが、
敢えてプリンターとまとまっていなくてもよい
というのであれば、
別途小型の家庭用FAXを買うというのも
手ではありますね。

 

余談ですが、
私の友人はそういった使い方をしているようです

 


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