EW-M5071FT A3 エコタンク PX-M5081F

EW-M5071FT A3エコタンク搭載プリンターを辛口レビュー!

エプソン(EPSON)のエコタンク搭載A3インクジェット複合機MW-M5071FTはおすすめのA3プリンターか レビュー・感想
※エプソン公式サイトより

 

エプソン(EPOSON)から初のエコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機として、
EW-M5071FTがリリースされました。

 

これまでのエプソン(EPSON)のA3インクジェットFAX複合機と比べて、
エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTは
いったい何が違うのか!?

 

業界人「M」が、
既存のA3インクジェットプリンターと比較しながら
エコタンクEW-M5071FTを辛口レビューレビューしちゃいます!

エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機 EW-M5071FTを徹底比較!

 

エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTは、
果たしておすすめのA3インクジェット複合機なんでしょうか?

 

通常のカートリッジ式A3インクジェット複合機で
同じくエプソン(EPSON)からリリースされたモデル・PX-M5081Fと比較しながら
その魅力に迫ってみましょう。

 

エコタンク EW-M5071FT VS. PX-M5081F スペック比較

エコタンク EW-M5071FT

PX-M5081F

エプソン(EPSON)のエコタンク搭載A3インクジェット複合機MW-M5071FTはおすすめのA3プリンターか レビュー・感想

エプソン(EPSON)のエコタンク搭載A3インクジェット複合機MW-M5071FTはおすすめのA3プリンターか レビュー・感想

本体サイズ

666×817×高さ418㎜

567×452×高さ418㎜

質量

約23.5㎏

約22.3㎏

最高解像度

4800×2400dpi

4800×2400dpi

インク種類

黒顔料+4色染料インク

4色顔料インク

印刷可能枚数(A4カラー)

6,000ページ

2,200ページ

印刷可能枚数(A4モノクロ)

6,500ページ

1,100ページ

対応インク

クツ(ブラック)+ハサミ(カラー)

IC74/76

パネル

4.3インチLCDパネル

4.3インチLCDパネル

インターフェイス

無線LAN/有線LAN

無線LAN/有線LAN

給紙容量

普通紙501枚/前面2段カセット+背面トレイ

普通紙501枚/前面2段カセット+背面トレイ

ランニングコスト

カラー : 約0.8円、モノクロ : 約0.4円

カラー : 約7.6円、モノクロ : 約2.5円

FAX機能

対応

対応

自動両面印刷

対応

対応

CD/DVD印刷

―――

―――

カードスロット

対応

対応

ADF

対応

対応

印刷スピード(A4カラー)

10.0ipm

10.0ipm

印刷スピード(A4モノクロ)

18.0ipm

18.0ipm

耐久性

8万ページ

15万ページ

上記のようにエプソンのエコタンク搭載A3プリンターEW-M5071FTと、
インクカートリッジ式のA3インクジェットFAX複合機PX-M5081Fとを比較してみました。

 

両A3インクジェットFAX複合機の違いや魅力について
業界人「M」が解説します。

 

 

エコタンクEW-M5071FTのボディは古い

プリンターマニアの方ならわかるかもしれませんが、
エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071Fのボディのつくりは、
インクカートリッジ式のPX-M5081Fの「前のモデル」であるPX-M5041Fのボディを継承しています。

 

そのためパネル部分が固定式になっていて
操作面でPX-M5081Fよりやや劣る点があります。

 

エプソン(EPSON)のエコタンク搭載A3インクジェット複合機MW-M5071FTはおすすめのA3プリンターか レビュー・感想
PX-M5081Fのパネル部分。チルト式で稼働するので、立っていても見やすく、使用しないときはコンパクトに収納できる(エプソン公式サイトより)

 

 

ランニングコストはやっぱりエコタンクEW-M5071FTが圧勝

エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTのランニングコストは圧倒的に安いです。
インクカートリッジ式のPX-M5081Fもインクジェットプリンターの中では決して高いランニングコストのモデルではないのですが、
1枚あたりの印刷コストはエコタンクにはかないません。
まあエコタンクの存在意義がランニングコストにありますので、
当たり前の話ではありますが。

 

しかし注意が必要なのは、
ランニングコストと本体価格のバランスです。

 

ダイレクトショップ価格では
エコタンクEW-M5071Fと
インクカートリッジ式プリンタ―PX-M5081Fとの本体価格の差は
なんと67,000円です。

 

例えばカラー印刷でこの差を埋めようとすると、
カラー印刷ランニングコストの差は6.8円ですから、
単純計算すると67,000÷6.8円で9,852枚ということになります。

 

9,852枚!

 

1年計算ですと月に821枚も印刷することになりますね。

 

こうなるとエコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTは
もはや個人で利用するにはかなりオーバースペックということになりそうですね。

 

インクの種類はタイプが異なる

エプソン(EPSON)のエコタンク搭載A3インクジェット複合機MW-M5071FTはおすすめのA3プリンターか レビュー・感想

 

エコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTと、
インクカートリッジ式のPX-M5081Fでは
採用しているインクの種類が異なります。

 

EW-M5071FTでは文章印刷に強い顔料ブラックと、カラー印刷に適した染料カラーインクを採用、
PX-M5081Fでは、4色すべて文章印刷に強い顔料インクを採用しています。

 

エコタンクはインクが外部の空気と触れる機会が多いため、
インクの品質に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
そのためあまり高い品質の印刷は期待できないのですが、
なぜか写真印刷に強い染料インクを採用しています。

 

前述しましたように個人で使うにはかなりハイスペックであるということを考えると、
利用されるシーンはビジネスシーンで、ドキュメント印刷が多いでしょう。

 

なぜエコタンクに写真印刷を期待させるような染料カラーインクを採用したのかははなはだ疑問です。

 

逆にPX-M5081Fは、やはりビジネスシーンでの利用が多く想定されることから、
4色顔料インクは妥当だと考えます

 

耐久性の考え方

エコタンクA3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTの耐久性は8万枚、
PX-M5081Fの耐久性は15万枚の耐久性です。

 

逆じゃない?

 

って思いませんか。たっぷり安く印刷してほしいエコタンクEW-M5071FTの耐久性の方が低いってどういうことなんでしょうね。
EW-M5071FTが継承している前モデルPX-M5041Fの耐久性も8万枚でしたが、そこから8万枚の耐久性を引きずってしまっている可能性があります。とり急ぎありものの金型で作ったツケが、こうしたラインナップの矛盾にでているような気もします。

 

 

結論!エコタンク EW-M5071FTとPX-M5081Fはどちらがおすすめ?

 

エコタンクEW-M5071FTと、
PX-M5081Fは
どちらがおすすめなんでしょうか?

 

どこにポイントを置くかですが、TCO (Total Cost of Ownership) の観点から考えると、
本体代金はかなり高めですが、
エコタンクEW-M5071FTがおすすめということになるでしょう。

 

先ほどの計算で2つのプリンターの差をランニングコストで計算すると、
プリンター本体価格を埋めるために必要なのは9,852枚。

 

両A3インクジェットFAX複合機もビジネスシーンでの利用を考えると、
9852枚という枚数は、結構すぐ埋まってしまいます。

 

またエコタンクEW-M5071FTの耐久枚数は8万枚でPX-M5081Fよりも劣ってはいますが、
プリンターの一般的な買い替えサイクルの5年で計算してみても、
1月あたり1300枚も印刷できる計算になります。

 

従業員数十人規模の会社で共有するとなると少し物足りない気もしますが、
個人事業主やSOHOの方や、オフィスでのサブ機として利用する場合は
十分な耐久枚数でしょう。

 

プリンターはとかく本体代金の安い高いだけで購入決定をされてしまいがちですが、
長い目でみればエコタンク搭載A3インクジェットFAX複合機EW-M5071FTは
TCOの面でかなりユーザーにやさしいプリンターだといえます。

 

→エコタンクA3プリンター EW-M5071FTを激安購入する

 

 

一方で
あんまり印刷枚数は多くない、
プリンター本体代金をできるだけ安く抑えたい、
という方にはPX-M5081FTがおすすめ、ということになります。
→本体代金が安い!A3プリンター PX-M5081FTを更に激安購入する

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