MFC-J6980CDW　MFC-J6995CDW　違い

2017年販売のA3インクジェットFAX複合機として、

ブラザーから
MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWが販売されました。

位置づけとしては、MFC-J6980CDWがプリビオ（PRIVIO)の”WORKS（ワークス）”のミドルレンジ、

MFC-J6995CDWが同シリーズのフラッグシップモデルとなり、

いずれもビジネスシーンでの利用が想定されています。

はたして、MFC-J6980CDWとフラッグシップモデルMFC-J6995CDWは何が違うのか？

業界人Mが両プリンター比較しながら違いについて詳しくご説明いたします。

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWを徹底比較！

 ブラザーの2017年の新型A3インクジェット複合機MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWは何が違うのか？
まずは両モデルの基本スペックを比較してみましょう。

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDW　基本スペック比較

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWの違いは？

 新A3インクジェット複合機MFC-J6980CDWは、既存モデルMFC-J6995CDWの違いについて、上記のスペック比較を参考にしながらポイントを説明していきます。

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWの違い　インク

　MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWではどちらも4色独立型の顔料インクを採用しました。既存のA3インクジェット複合機MFC-J6973CDWでは黒のみ顔料、カラーを染料のハイブリッドインクタイプでしたが、今回の新型A3インクジェット複合機MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWでは全て顔料インクを採用したということで、よりドキュメント印刷に強くなり、ビジネスシーンでの利用を重視したモデルになったと言えます。

　インクのランニングコストでは、MFC-J6995CDWの方が安く、カラーで2.1円、モノクロで0.5円安くなっています。

　本体の耐久枚数がMFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWのいずれも15万枚ですので、仮に15万枚全てカラー印刷をした場合、単純計算でランニングコストの差は31万円となり非常に大きなコストの差です。ビジネスシーンでは大量のドキュメント印刷が想定されますので、たくさん印刷をしようと考えているユーザーにとってこのランニングコストの差は大きいです。印刷を大量にするのであれば、目先の本体価格に騙されないように注意していただきたいです。

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWの違い　給紙トレイ

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWでは前モデルMFC-J6973CDWが採用していた手差しトレイを変更し、多目的トレイを採用しています。

MFC-J6995CDW/J6980CDW 多目的トレイ	MFC-J6973CDW 手差しトレイ

今までの手差しトレイでは1枚ずつしか印刷できず、さらに手で支えてやらないと印刷が曲がるなどしてなかなかうまく印刷できませんでした。今回採用した多目的トレイでは一度に100枚の用紙をセットすることができ、用紙を支える必要もありませんので、より多様な用紙印刷に対応が可能となりました。しかし、MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWのスペックとしてはどちらも搭載しているので変わりはありません。

MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWの違い　便利機能

前述の比較表ではMFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWの基本スペックに大きな違いはありませんでした。
しかしフラッグシップモデルのMFC-J6995CDWには、ミドルレンジのMFC-J6980CDWにはない便利な機能が搭載されています。

MFC-J6980CDWの便利機能①　用紙残量検知

MFC-J6980CDWではセットした用紙の残量が少なくなると、液晶画面でお知らせしてくれる機能があります。
用紙カセットの中にあとどれぐらい残っているのかわからないので、いちいちチェックする必要もなく、用紙を補充するタイミングが一目でわかります。

MFC-J6980CDWの便利機能②　原稿サイズ自動検知

MFC-J6980CDWではセットした用紙のサイズを自動で認識してくれ、サイズにあった用紙トレイを自動で選択してくれる機能があります。

結論！MFC-J6980CDWとMFC-J6995CDW　どちらが買いか？

 ではMFC-J6980CDWとフラッグシップモデルMFC-J6995CDWはいったいどちらがおすすめなのでしょうか？

業界人「M」がおすすめするのはフラッグシップモデルMFC-J6995CDWです。

 確かにMFC-J6980CDWとMFC-J6995CDWには基本的なスペックに大きな違いはありませんし、用紙検知機能など便利な機能が上位モデルMFC-J6995CDWにある言っても、無くても事足りる機能です。

 上位モデルMFC-J6995CDWの最大の特長はランニングコストの低さです。
 A3インクジェット複合機がビジネスシーンでの利用を意識しているということを考えれば、当然印刷ボリュームも大きくなることが予想されますので、この上位モデルMFC-J6995CDWのランニングコストが安い、というのは大きな武器になります。
　1枚当たりの印刷コストが数円だとしても数万枚、十数万枚印刷した時には大きな差がでてきますので、本体価格の差ガくはすぐに回収できるものと考えます。

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 一方で、MFC-J6980CDW自体が悪い機種というわけではなく、ランニングコスト以外ではフラッグシップモデルMFC-J6995CDWとほとんど変わりはありません。あまり印刷枚数が多くないけれｄA3インクジェット複合機を使いたい、導入費は抑えたい、という方はMFC-J6980CDWの購入をお勧めします。

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