2017年-2018年のキャノンのピクサス(PIXUS)シリーズ新プリンターのフラッグシップモデルとして、
ピクサス(PIXUS) XK70
と
ピクサス(PIXUS) XK50がリリースされました。
果たして2つのプリンターは何が違うのか?
いったいどっちのプリンターが違うのか?
業界人「M」が2つのプリンターを徹底比較しながら
辛口レビューしておすすめのプリンターをご紹介します。
ピクサス(PIXUS)XK70 VS. XK50 徹底比較
キャノンの新プリンターピクサス(PIXUS) XK70・XK50と、前モデルとの関係は次のようなものになっています。
筐体の大きさや重量、スペックなどから明らかです。
前モデルプリンター |
新プリンター(後継) |
---|---|
TS9030 |
XK70(後継) |
TS8030 |
XK50(上位後継) TS8130(後継) |
TS8030と新プリンターTS8130のスペックは殆ど同じです。(→詳しくはTS8130とTS8030の比較記事参考)
今回はTS8130も比較の対象に入れながら、前モデルのプリンターと比べて何が変わったのかを比較していきましょう
XK70 VS. XK50 基本スペックの違いは? 徹底比較
XK70 |
XK50 |
TS8130 |
|
---|---|---|---|
インク色数 |
|||
インク色数 |
6色ハイブリッド |
6色ハイブリッド |
6色ハイブリッド |
インク種類 |
XKI-N10/XKI-N11シリーズ |
XKI-N10/XKI-N11シリーズ |
BCI-380/BCI-381シリーズ |
最高解像度 |
4800×1200 |
4800×1200 |
4800×1200 |
本体サイズ |
372×324×高さ140㎜ |
372×324×高さ139㎜ |
372×324×高さ139㎜ |
重さ |
6.7㎏ |
6.5㎏ |
6.5㎏ |
カラー液晶モニター |
5.0型TFT |
4.3型TFT |
4.3型TFT |
タッチパネル |
対応 |
対応 |
対応 |
無線LAN |
対応 |
対応 |
対応 |
有線LAN |
対応 |
――― |
――― |
自動電源ON |
対応 |
対応 |
対応 |
前面給紙 |
1段 100枚 |
1段 100枚 |
1段 100枚 |
背面給紙 |
100枚 |
100枚 |
100枚 |
自動両面印刷 |
対応 |
対応 |
対応 |
スクエア用紙 |
対応 |
対応 |
対応 |
名刺用紙 |
対応 |
対応 |
対応 |
レーベル印刷 |
対応 |
対応 |
対応 |
コピー・スキャナー |
2400dpi |
2400dpi |
2400dpi |
SDカード印刷 |
対応 |
対応 |
対応 |
印刷コスト※ (L判) |
12.5円 |
12.5円 |
19.4円 |
印刷速度 (A4カラー) |
10ipm |
10ipm |
10ipm |
印刷速度 (A4モノクロ) |
15ipm |
15ipm |
15ipm |
※XK70/XK50は大容量インク、TS8130は標準容量インクで比較(TS8130は大容量インク非対応)
ピクサス(PIXUS)XK70 VS. XK50を徹底比較 ポイントを解説
スペックを見てお分かりでしょう。3モデルは殆ど同じスペック
上記のスペックを見ていただいてわかる通り、XK70とXK50は殆ど同じスペックです。
そればかりか、一つ下の位置づけになるTS8130ともスペックがほぼ同じだということがわかりますね。
その上で違いについて解説していきましょう。
XK70とXK50ではインクの構成が変わった
XK70とXK50は共通のインクXKI-N10/XKI-N11シリーズを採用しています。
キャノンの代名詞である文字印刷に強い顔料黒インクと、写真印刷に強い染料インクの「ハイブリッドインク」はそのまま前モデルと同様採用していますが、インクの6色の構成が少し変わりました。
前モデルでは、顔料ブラック、染料ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、グレーの6色構成だったのに対し、
新プリンターXK70とXK50ではグレーを無くし、その代わりにフォトブルーを採用しています。
インクの構成・配色や組成を変えることで、粒状感を無くし、また赤がより色鮮やかになった、としています。
※キャノン公式サイトより
ただし実際に印刷したサンプルを見た方ならわかると思いますが、一体何が違うのかよくわからない、というぐらいの効果の違いでした。多少赤が鮮やかなのかなぁと思うぐらいですかね。悪い意味ではなく、前モデルのインクでも十分に綺麗なので前のモデルを持っている方が敢えて買い換える必要はないほどかな、ということです。
XK70とXK50ではランニングコストが改善した
XK70とXK50の違いではなく、新プリンターXK70とXK50と前モデルとの違いですが、
XK70とXK50ではランニングコストが前モデルに比べて安くなりました。
今回のXKシリーズのコンセプトは、たくさん印刷をする方には安い印刷コストでご提供したい(そのかわり、プリンター本体は高くなるよ)というものです。
前モデルのTS9030と比較した場合、大容量インクを使用した場合でL判1枚3.3円改善(15.8円→12.5円)、新プリンターの下位機種TS8130と比較した場合、標準容量インクを使用した場合でL判1枚4.6円(19.4円→14.8円)の改善です。
XK70とXK50の違い インターフェイス
XK70とXK50の違いではインターフェイスの違いがあります。
ネットワーク環境で有線LANも無線LANも使えるXK70に対し、
XK50は有線LANが利用できません。
ただオフィスなどの環境ならともかく、ご自宅で利用される場合はUSBケーブルや無線LANを利用すると思いますのでこの違いは特に無視してもいいでしょう。
ピクサス(PIXUS)XK70とXK50を徹底比較した結論 おすすめは?
上記のようにキャノン新プリンターピクサス(PIXUS)シリーズの最上位モデルXK70とXK50を比較してきました。
では、一体どのプリンターがおすすめかと言うと、当サイト管理人の結論は、XK70でもなく、XK50でもなく、
業界人「M」のおすすめプリンターは、
下位モデルTS8130の前モデル(2016年発売)であるTS8030です。
え?とずっこけるかもしれませんが、消費者にとって一番優しいのはTS8030です。少し解説しましょう。
まず新プリンターXK70とXK50の違いについてですが、前述のように殆ど違いはありません。インターフェイスが違う、液晶画面の大きさが違うなどはありますが、普段プリントする上で両プリンターの違いは微々たるものです。どちらを買うかは正直重要な問題ではなく、デザインとか色とかお気に入りの方を購入すれば良いでしょう。
次に新プリンターXK70・XK50が前モデルに比べて一番の違いというのがランニングコストの改善です。
前モデルTS8030に比べると、L判1枚印刷するのに約3.3円の改善を実現した、ということでしたね。
XK70かXK50を購入する理由はこのランニングコストにこだわるかどうか、ここだけです。
新機種になって他にメリットは感じられません。
しかしこの3.3円というものがたいした改善になっていないということが問題なんです。
販売当初であれば、XK70・XK50と、前モデルTS8030とのプリンター本体価格の差は25,000円以上つくでしょう。
→XK70の価格を調べる
25,000円をこの3.3円で埋めようとすると、25,000円÷3.3円で7,575枚印刷しなければいけません。
業者でもないのに、誰がそんなに印刷しますか?
また、下位モデルTS8130には互換インクという超激安なインクが世の中にでまわっています
互換インクを利用すれば、3.3円の差は逆転され、
ランニングコストはXK70・XK50よりTS8130の方が安くなります。
つまり唯一のよりどころであるランニングコストにおいてもメリットを見いだせなくなるのです。
繰り返しますが、新インクのXKI-N10/XKI-N11シリーズでなくとも、TS8130の印刷は十分綺麗です。
敢えて本体代金が25,000円以上も高いプリンターを購入する必要はないでしょう。
→業界人「M」のおすすめ キャノンPIXUS TS8130を激安購入する
例年では旧モデルのプリンター、つまりTS8130は10月から11月にかけて店頭在庫がなくなってきます。
そうなると高いXK70やXK50を購入しなくてはならないので、迷っている方はお早めに購入することをお勧めします。
TS8130 インクを安く購入したい方は必見!
さて、おすすめのTS8030を購入したのはいいけれど、インク代金が高くて困る!という方は多いと思います。そんな方におすすめなのは、互換インクです。(互換インクについてはこちら)
互換インクは純正インクの半額以下の価格で購入できて、印刷も綺麗にできます。ただ、互換インクの中には、パテントを侵害しているような海賊版も出回っていてトラブルの原因になりかねないので注意が必要です。
業界人「M」がおすすめするのは、インク革命の互換インクです。インク革命の互換インクは7万社以上の企業から採用されている実績のある信頼のできる互換インクで価格も安いですよ。下の左がインク革命、右が純正インクで印刷されたものですが、どちらも見分けがつかないほど綺麗です。
尚、万一既にTS8130が店頭から在庫がなくなってしまっていたら、XK70かXK50ではなく、TS8230を購入することをお勧めします。
TS8230は非常に画質が綺麗でXK70・XK50と大して画質の良さは変わりません。
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